【TIFF_2011】コンペティション審査委員・記者会見

「今年の開催にはとても大きな意義がある」

開幕2日目の23日(日)、メイン会場の六本木ヒルズでコンペティションの審査委員5名による記者会見が行われた。審査委員長を務めるのは、これまで『ウォール街』(87)をはじめ80本以上の作品を手がけてきた映画プロデューサーのエドワード・R・プレスマン氏。「私たちは“今年の”東京国際映画祭に審査委員として招かれたことをとても喜んでいます」と審査委員を代表して挨拶をした後、「これまでに観た2作品(『キツツキと雨』『最強のふたり』)はとても質の高い作品」と絶賛し、今後上映される作品にも期待を寄せた。

左からレイコ・クルック、キース・カサンダー、エドワード・R・プレスマン、ファン・ビンビン、小林政広(敬称略)

<コンペティション審査委員>
エドワード・R・プレスマン(審査委員長)/映画プロデューサー
キース・カサンダー/映画プロデューサー
ファン・ビンビン/女優
小林政広/映画監督
レイコ・クルック/特殊メイクアップ・アーティスト

3月11日の未曾有の大震災を受け、今年の東京国際映画祭の開催は危ぶまれていた。ロッテルダム国際映画祭のプロデューサーを務めていたキース・カサンダー氏は、「今年の映画祭の開催にはとても大きな意義があると思うし、復興への力強さを感じました」と、無事に開催を迎えられた喜びを感慨深げに語った。
昨年のTIFFで最優秀女優賞(『ブッダ・マウンテン』)を受賞し、今年は審査委員として来日した女優のファン・ビンビンさんは、「映画祭の審査委員を務めるのは初めてのことで、大変光栄に思います。1週間でこれほど多くの映画を観るのも初めてですし、忘れ難い貴重な経験になると思います」と、笑顔でコメント(すんごいアジアン・ビューティーでした)。また中国作品が2作品ノミネートされたことを素直に喜びながらも、「心に触れる作品を公正に選びたい」と、その意気込みを語った。

日本人からは映画監督の小林政広氏と特殊メイクアップ・アーティストのレイコ・クルックさんが審査委員に選ばれているが、「五感を全開にして観ようと思います」(小林監督)、「皮膚感覚に迫るような、ゾクっとくるような作品を選びたい」(レイコさん)と、それぞれ印象的な言葉で心境を語った。

今年の映画祭のテーマは「信じよう。映画の力」。日本だけでなく、世界各地からさまざまな困難を乗り越えて生まれた作品がTIFFで上映される。審査委員5名の心に最も強く響くのは、どの作品になるのだろうか。
受賞発表は10月30日(日)。

取材・文:鈴木こより

▼第24回東京国際映画祭▼
日時:平成23年10月22日(土)~30日(日)
公式サイト:http://2011.tiff-jp.net/ja/

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