「ぴあフィルムフェスティバル」世界で最も自由な自主映画の祭典、いよいよ開幕!

ぴあフィルムフェスティバル今年で33回目を迎える世界最大の自主制作映画祭「PFF ぴあフィルムフェスティバル」。毎年ここから、国内のみならず海外でも注目される映画監督が誕生している。

メインプログラムの「PFFアワード」では応募作品602本より選びぬかれた17本の入選作品が上映され、5名の最終審査員がグランプリ他各賞を発表する。今年の最終審査員には映画監督の塚本晋也や俳優の瑛太ら、日本映画を語るうえで欠かせないキーパーソンが決定している。

今年は釜山国際映画祭のコンペティションにノミネートされた『ダムライフ』(北川仁監督)や、バンクーバー国際映画祭にノミネートされた『僕らの未来』(飯塚花笑監督)、『Recreation』(永野義弘監督)に注目が集まっている。シリアスな題材をリアルに描き出していると評判だ。

招待作品にはハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督の“本編438分”の『サタンタンゴ』や、コメディの名手エルンスト・ルビッチ監督のサイレント作品『限りなき舗道』がピアノ演奏付きで上映されるなど、映画祭ならではの見逃せない企画も用意されている。また、長谷川和彦監督や岩井俊二監督などを招き「映画のレッスン」と題したトークショーも開催される予定。

監督の平均年齢は26歳。これからの日本映画を担う新しい才能と映画監督誕生の瞬間から目が離せない。

▼第33回PFF ぴあフィルムフェスティバル▼
日程:9月20日〜30日
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜日は休館)
映画祭公式サイト:http://pff.jp/

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