【YFFF】ヨコハマ・フットボール映画祭が全国のサッカーファンと連携し、2015年1月より8 都市で拡大開催!
選りすぐりのサッカー映画を上映する「ヨコハマ・フットボール映画祭2015 powered by バーコードフットボーラー」(以下YFFF)の開催が決定した。2011年にスタートしたYFFFは回を重ねるごとに確実に成長し、インターネットや口コミによって広がりを見せ、「横浜以外の地域でも開催してほしい」という声が寄せられるようになったことから、より多くのサッカーファンと映画祭を楽しむために全国各地のサポーターグループとの共催が実現。今回は本拠地・横浜のほか新潟、仙台、松本、愛媛、大阪、福岡、札幌の8都市で、2015年1月17日から“ジャパンツアー”が敢行されることとなった。
上映作品は8本。現在公開中の『スガラムルディの魔女』『刺さった男』も好評なスペインが誇る奇才監督アレックス・デ・ラ・イグレシアが世界屈指の名選手リオネル・メッシの姿に関係者の証言から迫る『メッシ』、FIFAランキング最下位の代表チームの成長を描いた胸熱ドキュメンタリー『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』、本邦初公開となる『クラスオブ’92』は1999年にイングランドサッカー史上初のトレブル=3冠(プレミアリーグ、FA カップ、UEFA チャンピオンズリーグ)を達成した名門マンチェスター・ユナイテッドについて、ユース出身の生え抜き選手であるデビッド・ベッカムやライアン・ギグスらが当時の思い出を振り返るというファンなら垂涎ものの作品だ。
また、ブラジルを代表するクラブ、フラメンゴとフルミネンセのライバル関係をジーコやロマーリオなどの有名選⼿やサポーターが語る『フラメンゴ×フルミネンセ』、アジアでも熱狂的なサッカーファンが多い国の1つであるインドネシアのユース代表の活躍を映画化した『ガルーダ19』(YFFFの常連と化した感のあるアンディバティアール・ユスフ監督)、華やかなヨーロッパサッカーへの夢が一転、代理人に騙されて一人パリの街に放り出されたアフリカの⻘年を描いた『リトル・ライオン〜明日へのゴール〜』とマニアックなサッカーファン、映画ファン双方が楽しめる作品が揃っている。
邦画からは、今回がYFFF初となるオリジナルストーリーによる実写映画新作2本がラインナップされ、日本のフットボール映画の新潮流を強力にプッシュする。高校サッカー部のキャプテンと女子マネージャーの苦い奮闘を描いた『ガンバレとかうるせぇ』(佐藤快磨監督、第36回ぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画⽣活賞)&観客賞受賞)と、サッカー日本代表のサポーター集団「ウルトラス・ニッポン」の中心的存在である植田朝日氏が、自身が主催する劇団コラソンの演目を映画化した『ユルネバ キミはひとりじゃない』だ。ちなみにYFFFでは提携関係にあるドイツ“11mm”、ブラジル“cinefoot”という海外のフットボール映画祭で、両作品の上映を実現させるためサポートを行っていくという。
さらに仙台では、東日本大震災後に心を閉ざしてしまった父親の笑顔をサッカーの力で取り戻そうとする少女の姿を描いた『旅するボール』やサッカー映画の金字塔的存在のイラン映画『オフサイド・ガールズ』(ジャファル・パナヒ監督)を、愛媛では2017年に同県で全国障がい者スポーツ大会が開催されることを受け、デフリンピック(ろう者のオリンピック)に挑むろう者サッカー女子サッカー日本代表チームに密着した『アイ・コンタクト』(中村和彦監督)など、各地の映画祭で地域に沿った作品が独自に上映される予定だ。
これまでのYFFFには地方から横浜に駆けつける熱いファンも多数見受けられたが、今回は横浜を飛び出すことによって、さらに身近な映画祭として認識されることになるかもしれない。より多くのファンによって盛り上がることを期待したい。各会場のチケット情報や上映作品情報、来場ゲストなどは公式サイトで順次発表されるので、随時確認いただきたい。
▼ヨコハマ・フットボール映画祭2015開催概要▼
【新潟】1月17~18日(会場:国際映像メディア専門学校・実習棟)
【仙台】1月31日(会場:桜井薬局セントラルホール)
【松本】1月31日(会場:ピカデリーホール)
【愛媛】2月11日(会場:愛媛県立医療技術大学・地域交流センター)
【横浜】2月14~15日(会場:ブリリアショートショートシアター)
【大阪】2月22日(会場:調整中)
【福岡】2月28日(会場:福岡アジア美術館・あじびホール)
【札幌】3月中旬(会場:札幌プラザ2.5)
公式サイト:http://yfff.org
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