「2011中国映画週間」がボリュームアップ:東京・札幌の2都市で開催

ビビアン・スー主演『星の音』


毎年、東京国際映画祭の提携企画として行われている「中国映画週間」が、今年も10月22日~30日の日程で開催される。今年は会場を東京と札幌の2都市に拡大。双方で開幕式やゲストの舞台挨拶などが予定されている。
今年はチェン・カイコーやフォ・ジェンチーといった大物監督の新作や、ビビアン・スーの主演作、韓国のチョン・ジヒョンとヒュー・ジャックマンの共演作など充実のラインナップ。中国映画ファン必見(もちろん、そうでない人にも)の注目作をスクリーンで観られる貴重な機会だ。
「2011中国アニメ・フェスティバル/中国映画、テレビ週間」と銘打った今年の一連のイベントでは、映画だけでなくテレビやアニメ等のコンテンツも紹介される。2010年5月の日中首脳会談で温家宝総理より提案された、日中政府主導で行われる映像交流事業という位置づけだ。中国は政策として国産アニメの育成強化を掲げているが、本映画週間中にもシンポジウム・展示会といったアニメ関連のイベントが開催される。無料で一般参加が可能とのことなので、公式サイトで詳細・最新情報をチェックしてほしい。

▼上映作品▼
『消えゆく恋の歌』(原題:郎在対門唱山歌)※東京オープニング作品
監督:章明 出演:呂星辰、傑珂、孫凱

『肩の上の蝶』(原題:肩上蝶)※札幌オープニング作品
監督:張之亮(ジェイコブ・チャン『墨攻』) 
出演:陳坤(チェン・クン『小さな中国のお針子』)、江一燕、梁詠琪(ジジ・リョン『ターンレフト ターンライト』)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ『藍色夏恋』『海洋天堂』)

『狙った恋の落し方。2』(原題:非誠勿擾2)
監督:馮小剛(フォン・シャオガン『女帝[エンペラー]』)
出演:葛優(グォ・ヨウ『活きる』)、舒淇(スー・チー『ミレニアム・マンボ』『トランスポーター』)

『運命の子』(原題:趙氏孤児)
監督:陳凱歌(チェン・カイコー『さらば、わが愛/覇王別姫』)
出演:葛優、王学圻(ワン・シュエチー『孫文の義士団』)、黄暁明(ホァン・シャオミン TV「新・上海グランド」)

『Go! 上海ラブストーリー』(原題:将愛情進行到底)
監督:張一白(チャン・イーバイ『夜の上海』)
出演:李亜鵬、徐静蕾(シュー・ジンレイ『スパイシー・ラブスープ』『新宿インシデント』)

『赤い星の生まれ』(原題:建党偉業)
監督:韓三平(中国電影集団総裁)、黄建新
出演:劉燁(リウ・イエ『山の郵便配達』)、陳坤、張震(チャン・チェン『レッドクリフ』)

『星の音』(原題:星海)
監督:李前寛
出演:徐若瑄(ビビアン・スー)、蘇嘉航、呉孟達

『雪花と秘文字の扇』(原題:雪花秘扇)
監督:王穎(ウェイン・ワン『ジョイ・ラック・ラクブ』)
出演:李冰冰(リー・ビンビン『1911』)、チョン・ジヒョン

『愛のしるし』(原題:秋之白華)
監督:霍建起(フォ・ジェンチー『山の郵便配達』)
出演:竇驍(ショーン・ドウ『サンザシの樹の下で』)、董潔(ドン・ジェ『至福のとき』)

<アニメ>
『兔の武勇伝』(原題:兔侠伝奇)
『魁抜(クイーバ)』(原題:魁抜)
『少年岳飛』(原題:少年岳飛伝奇)

▼開催概要▼
【東京会場】
中国映画週間開幕式および上映『消えゆく恋の歌』
日時:2011年10月23日(日)14:00~17:30 
会場:TOHOシネマズ日劇 スクリーン1

東京・中国映画週間
期間:10月22日(土)~10月27日(木)
会場:有楽町スバル座

【札幌会場】
中国映画週間開幕式および上映『肩の上の蝶』
日時:2011年10月25日(火)14:00~17:30
会場:札幌シネマフロンティア シアター8

札幌・中国映画週間
期間:10月24日(月)~10月30日(日)
会場:札幌プラザ2・5

※上記のほか、東京ではアニメシンポジウム・展示会あり。イベントとチケット情報の詳細は公式サイトで確認を! http://cjiff.net/index_jp.html

トラックバック-1件

  1. 注目すべきは韓流だけじゃない! 中国映画界の新星ショーン・ドウ インタビュー : 映画と。

    […] 中国映画週間の舞台挨拶。ドン・ジエ(左 代表作に『至福のとき』)と一緒にインタビューを行ったのは10月。ショーン・ドウは東京国際映画祭の提携企画として開催された「2011日本・中国映画週間」 (※関連記事)に参加するため来日していた。同映画週間では、主演した『愛のしるし』(原題:秋之白華)を上映。同作は、『山の郵便配達』(98)で有名なフォ・ジェンチー(霍建起)監督が、中国共産党初期の最高指導者の一人、瞿秋白(く・しゅうはく)とその妻の姿を美しい映像で描いた作品だ。デビュー早々、チャン・イーモウ、フォ・ジェンチーと中国を代表する大物監督の作品に立て続けに出演した輝かしいキャリアを、自身はどうとらえているのだろう? […]

トラックバック URL(管理者の承認後に表示します)