2017年後半の北欧映画に注目! 映画関係者もハマるその魅力とは?

緊急サマーミーティング@トーキョーノーザンライツ フェスティバル

--『100,000年後の安全』を上映したのは3.11の1ヶ月前、原発関係者も来場!
アップリンク:2010年の作品で、東日本大震災の1ヶ月前にTNLFで上映しました。 コペンハーゲンのドキュメンタリー映画祭が好きで、そこでこの映画の存在を知りました。日本には原発があるし、高レベルの放射性廃棄物をテーマにしたドキュメンタリーということで、これはちょっと面白いということで、買って字幕を入れて、2011年の2月にTNLFで上映しました。3.11の1ヶ月前で、その時は原発関係者も来ましたね。そうしたらあの震災があって。アップリンクでは夏に上映する予定だったから、試写もまだでチラシもなかったけど、SNSだけの告知で前倒しで上映しました。上映作品のスケジュールはすでに組んでいたので、朝の時間帯しか上映できなかったけど、朝から長蛇の列ができてテレビ局も押し寄せてきました。そろそろ権利が切れちゃいますが、今こそ放射性廃棄物の問題は取り上げなければならないと思っています。
*作品レビューはこちら

--アイスランド映画は性に合う
マジックアワー:『馬々と人間たち』を東京国際映画祭で観たのですが、めちゃめちゃ好きになってしまって、お客さんが入るか不安もあったのですが、好きだから買ったんです。それで見事にコケたんですが、アイスランド映画は自分たちの感覚とはだいぶ違っていて、結構笑えるんです。『好きにならずにいられない』はカンヌで観て、これも好みのど真ん中で。デブで童貞の中年男の話なので、感動はしたけど観客は入らないだろうと思いました。でも好きだから買って、宣伝の女子と相談をしてチラシを作ったのですが、SNSで結構叩かれましたね(笑)。逆にそれが話題になって、これはまあまあ入りました(笑)。アイスランドって人口が32万人ぐらいで、年間に作られている映画も10本ぐらいですが、それでもこのクオリティのものを作れるなんて凄いと思います。昨年のトロントでこの『ハートストーン』を見たのですが、ゲイの映画だと知っていたので、アイスランド映画じゃなければ見ていなかったと思います。でも見てみたら素晴らしいので、アイスランド映画はやっぱり性に合っているんだと思います。

<公開スケジュール>
『ハートストーン』配給: マジックアワー
7月15日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
『きっと、いい日が待っている』配給:彩プロ
8月5日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』 配給:フィッカ
8月5日(土)よりアップリンクほか全国順次公開
『いつも心はジャイアント』配給:ブロードメディア・スタジオ
8月19日(土)より新宿シネマカリテ他全国順次公開
『サーミの血』配給: アップリンク
9月16日(土)より新宿武蔵野館、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
『ヒトラーに屈しなかった国王』配給:アット エンタテインメント
12月にシネスイッチ銀座ほか全国順次公開


【開催概要】
トーキョーノーザンライツフェスティバル <北欧映画サマーミーティング>
日時:2017年7月23日(日)
会場:アップリンクファクトリー

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