【第25回東京国際映画祭】話題のオープニング2作品で華やかに開幕!
10 月 20 日(土)、爽やかな秋晴れの下、六本木ヒルズにて東京国際映画祭が開幕した。25回目という記念の年を迎え、公式オープニング作品の『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』に加えて、特別オープニング作品の『JAPAN IN A DAY』が開幕を飾った。オープニング作品として2本上映されるのは、第10回と昨年と今年で3回目。
『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』は世界300都市でショーを行っているサーカス団シルク・ドゥ・ソレイユと、『アバター』のジェームズ・キャメロンのコラボレーションによって生まれた期待の大作。独創性に満ちた超人的なパフォーマンスを、3D映像とライブでは見ることのできないアングルで堪能できる。世界初上映となるこの日の舞台挨拶には、製作総指揮のジャック・メテ氏、主演女優のエリカ・リンツ、アンドリュー・アダムソン監督とオフィシャル・ナビゲーターの上戸彩が登壇。また製作総指揮のジェームズ・キャメロンからのコメント映像が上映され、「『タイタニック』が(東京国際)映画祭で上映されてから15年、きっと今回の作品も皆さんに夢中になってもらえるはず」というメッセージで客席を沸かせた。
一方の『JAPAN IN A DAY』は、今年の3月11日にYouTubeに投稿された動画を1本にまとめあげた作品。アカデミー賞監督のリドリー・スコットが投稿映像によって作り上げた『LIFE IN A DAY』の次回作として、フジテレビジョンと共同製作した作品だ。“あの日”から一年後の3月11日、人々が映した日常から老若男女それぞれの“今”の気持ちと復興への想いが伝えられる。舞台挨拶にはフィリップ・マーティン監督、成田岳監督をはじめ、映像に参加した投稿者の代表数名が登壇し、来日できなかったリドリー・スコット(製作総指揮)からの手紙が代読された。本作を「スクリーンを通じて贈る日本人へのラブレター」とする、スコット氏からの熱いメッセージが観客へ届けられた。本作品は22日(月)にも再上映が予定されている。
本映画祭では「コンペティション」の15作品をはじめ、「アジアの風」「WORLD CINEMA」「特別招待作品」「日本映画・ある視点」「natural TIFF」の6部門から数多くの傑作が上映される。現在、大ヒット上映中の話題作『最強のふたり』も昨年のコンペティション部門のグランプリ受賞作であり、28日(日)の受賞発表にも期待が高まる。普段はお目にかかれない海外ゲストとの距離がグッと近くなるトークイベントも楽しみのひとつ。10月28 日(日)まで9日間開催。この機会にぜひ、映画祭でしか味わえない興奮を体感してほしい。
『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』
製作:ジェームズ・キャメロン
監督:アンドリュー・アダムソン
配給・宣伝:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式サイト:http://www.cirque-3d.jp/
11月9日(金)より、全国ロードショー
『JAPAN IN A DAY』
製作総指揮:リドリー・スコット
エグゼクティブ・プロデューサー:亀山千広
監督:フィリップ・マーティン、成田岳
製作・提供:フジテレビジョン 配給:ギャガ
公式サイト: http://japan-in-a-day.gaga.ne.jp/
11月3日(土)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国順次公開
【第25回東京国際映画祭】
開催期間:10月20日(土)〜10月28日(日)9日間
会場:六本木ヒルズ(港区)ほか
公式HP:http://www.tiff-jp.net
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