【フランス映画祭2011】6月23日開幕/映画祭団長リュック・ベッソン監督「日本の皆さんへ支援を」

左からジュール・ベリシエ氏(俳優)、レジーヌ・アッチョンド氏(ユニフランス・フィルムズ代表)、リュック・ベッソン氏(監督)、ジャン=ポール・ジョー氏(監督)

2011年6月23日、有楽町朝日ホールにてフランス映画祭2011が開幕、オープニングセレモニーに映画祭団長であるリュック・ベッソン監督ほか多数の来日ゲストが顔を揃え、4日間にわたる映画祭のスタートを飾った。

オープニングセレモニーの前段で行われた記者会見では、主催者であるユニフランス・フィルムズ代表、レジーヌ・アッチョンド氏が「私たちがどんなに日本か好きかと言うことを伝えたい」とコメント。3.11に起きた東日本大震災に言及し「今年はこんな状況だからこそ映画を見てほしい。フランス映画はどちらかと言うと暗いイメージがあるが、今回の映画祭ではコメディーを採用することを心がけました」と語った。このたび上映されるのは、コメディー短編6編(1プログラム)ほか、ドキュメンタリーやアニメなど計13プログラム。子どもから大人まで楽しめるバラエティーに富んだ内容となっている。

一番右はオタール・イオセリアーニ氏(監督)

そして、いよいよ映画祭の幕開けを告げるオープニングセレモニー。本映画祭に駆け付けた映画監督や出演者らが次々と登壇、挨拶を行った。それぞれ、映画祭への意気込みのほか、震災の被害に見舞われた日本へ対する連帯、支援の気持ちも表され、中でも『セヴァンの地球のなおし方』のジャン=ポール・ジョー監督は、福島県や祝島(山口県)へ訪問したことを語り「原発絶対反対」と書かれたハチマキを着けて場内にアピールした。

最後には、フランス映画界を代表する巨匠監督、リュック・ベッソン氏が観客に手を振り小躍りしながら登場。「来日の大きな目的は2つあります。ひとつは日本の皆さんへの支援・支持の気持ちを表したいこと、もうひとつは、このような状況下でみなさんに気分転換をしていただくことです」と挨拶した。
本映画祭のオープニング作である『アーサー3(仮)』は、自身が原案・脚本・製作をも手掛けた、少年アーサーとミニモイ族の冒険譚3部作の最終章。前段の記者会見では、「この映画はエコロジーが大切なテーマ。僕が子どもにメッセージを伝えたいと思っても、なかなか聞いてくれないから、アーサーにメッセージを託しています」と語っているが、さらにセレモニーでは「実はこの映画は、12歳以上の方はご遠慮いただいているんです」とコメント。これには、会場から思わず「えーっ!?」と言う声が漏れるが、すかさず監督は最前列に座っている女の子に向かって「でも、お嬢さんが他のみんなにもいいと言うなら見せてもいいけど…どうかな?」とマイクを向け、会場を沸かせた。いまや映画監督としてのみならず幅広く映画製作にも携わり、その風貌は貫禄たっぷりだが、言動はユーモアと茶目っ気たっぷりのベッソン氏。この後、女の子から無事に「許可」が下りた『アーサー3(仮)』が上映され、映画祭は華やかに幕開けした。

フランス映画祭2011は 2011年6月23日~6月26日(日)、有楽町朝日ホール(メイン会場)、TOHO シネマズ 日劇(レイトショーのみ)にて開催。また、本映画祭の入場料収益の一部は、公益社団法人CIVIC FORCEを通じて被災地復興支援のために寄付される予定。

フランス映画祭2011
公式サイト http://unifrance.jp/festival/

撮影/鈴木こより 文/外山香織 

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