【フランス映画祭2011】珠玉のコメディ4作品をご紹介！ ： 映画と。

6月23日（木）から有楽町朝日ホールで4日間開催される「フランス映画祭2011」。今年はリュック・ベッソン監督が映画祭団長に就任し、来日が決定している。
今年は、若者の葛藤から大人のほろ苦い恋愛など、さまざまな人間模様を描いた作品を中心に、“地球の今”を描いたドキュメンタリーや最新のアニメーションまで、子供から大人まで楽しめる全13プログラムが上映される。

そのなかで今回ご紹介したいのは、梅雨の憂うつな気分を吹き飛ばしてくれる珠玉のコメディ映画。爆笑必至のラブコメや、ホロリとさせられるヒューマン・コメディなど個性豊かな4作品は要チェックです。

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『ハートブレイカー』

ヴァネッサ・パラディ（ジョニデの妻）とロマン・デュリスの2大スターによる、スリリングなラブコメ。凄腕の別れさせ屋の次なるターゲットは、大富豪と婚約しているキャリアウーマン。モナコを舞台に10日間のミッションが始まる。ボディーガードとして近づくことに成功した別れさせ屋は、あの手この手で彼女を振り向かせようと奮闘するが…。真剣勝負の駆け引きのなかに、爆笑のツボあり。
★セザール賞2011 作品賞 他5部門ノミネート
（配給：熱帯美術館　※2011年秋に全国公開予定）
監督：パスカル・ショメイユ／出演：ヴァネッサ・パラディ、ロマン・デュリス／2010／フランス／105分

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『匿名レンアイ相談所』

極度のアガリ症であるアンジェリックは、なんとか面接にパスしてチョコレート工場に再就職する。彼女のチョコレートへの強い情熱が経営者ジャン＝ルネの心に火をつけ、互いに惹かれあっていくのだが…。工場の経営再建という共通の目標を前に、二人は人生最大の挑戦を決意する。甘くてほろ苦いチョコレートのような恋を描いたユーモラスなラブコメ。2010年クリスマスにフランスで公開され、スマッシュヒットを記録。
★セザール賞2011 最優秀女優賞ノミネート
★トライベッカ映画祭2011 最優秀フィクション作品賞ノミネート
監督：ジャン＝ピエール・アメリス／出演：ブノワ・ポールブールド、イザベル・カレ／2010／フランス／80分

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『６階のマリアたち』

1960年、パリの高級アパート。主人のジャン＝ルイは、親の代から雇っている家政婦と大喧嘩。田舎に帰ってしまった彼女の代わりに妻が雇ったのは若いスペイン人だった。若いメイドの登場とくれば主人とのロマンスはお約束。ジャン＝ルイの生活も新しい家政婦マリアを迎えて一変するが…。『ナイトシフト』(01)や『一夜のうちに』(06)が過去のフランス映画祭で上映されたフィリップ・ル・ゲー監督の最新作は、気品と風刺に満ちた格調高いコメディ。2011ベルリン国際映画祭プレミア上映。
★COL・COA映画祭2011 観客賞受賞
監督：フィリップ・ル・ゲー／出演：ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン／2010／フランス／106分

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『マムート』

ラスト10分、驚きの結末が訪れる。休みなく働いてきたセルジュはついに定年を迎えるが、過去の就業記録の不備で年金がもらえないことが発覚。セルジュはバイク「マムート」にまたがり、かつての雇用主を訪ねる旅に出発する。想像力に富んだ演出で、人生とは何か、映画とは何かを問いかける異色のロードムービー。不器用だが憎めない主人公をフランスで絶大な人気を誇るジェラール・ドパルデューが怪演。イザベル・アジャーニもキーパーソンとして意外な役柄で登場する。
★ベルリン国際映画祭2010 金熊賞ノミネート
★セザール賞2011 最優秀作品賞 他2部門ノミネート
監督：ブノワ・ドゥレピーヌ、ギュスタヴ・ケルヴェン／出演：ジェラール・ドパルデュー、ヨランド・モロー、イザベル・アジャーニ／2009／フランス／92分

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【フランス映画祭2011】　6月23日（木）～26日（日）
有楽町朝日ホール／TOHOシネマズ日劇にて開催
クロード・シャブロル特集ほか、特別イベントや写真展も開催予定
チケット情報やスケジュールなど、詳細は↓でご確認ください
公式サイト：http://unifrance.jp/festival/2011/
お問い合わせ：ハローダイヤル 050-5541-8600 （8:00~22:00）

Text by 鈴木こより