「言葉」のチカラ

はじめまして。外山香織(とやまかおり)といいます。
プロフィールは→をご覧ください。こちらでも日記的なものをちょこちょこ書いていきますので、よろしくお願いします。
さて、イキナリなんですが…私は結構、「名言」好きです。
小さい頃はことわざを覚えるのも好きでした。今も、ツイッターで有名人の名言や格言botを活用してます。何故ここまで好きなのか?と考えるんですが、やはり言葉には、人の心を支えたり、あるいは変えたりするような力がある!と思うのです。私は、大学4年のとき就職面接で「座右の銘は?」と質問され、アタマが真っ白になったのを今でも覚えていますが…座右の銘は、その人の人格や人生観が表れるものですよね。
今年2月に公開された映画で、クリント・イーストウッド監督の『インビクタス~負けざる者たち~』と言う作品があります。南アフリカ共和国を舞台に、囚人から大統領になったネルソン・マンデラと、自国開催となったラグビーW杯(1995年)で優勝した南ア代表チームを巡る実話に基づいた人間ドラマ。「インビクタス」(ラテン語で「不屈」の意)は、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩のタイトルで、この詩の言葉が27年間獄中にあったマンデラを支えたというものです。なんとも心震えるエピソードではないでしょうか。映画の中では、マンデラ(モーガン・フリーマン)が代表チームの主将(マット・デイモン)を招き、自分や周囲を勇気付け、あるいは鼓舞するものについて話をするという印象的なシーンも登場します。ちなみに、今年見た映画の中では今のところNo.1!レビューはこちら(当サイトを離れます)。
また、今回発売された「Number」761号では「アスリートの本棚。~読書が彼らを強くする~」と言う特集があり、興味深く読みました。表紙は、先のサッカーW杯でも主将として代表チームをまとめた長谷部誠選手。読書家で知られる彼はW杯中に「超訳 ニーチェの言葉」のひとつの言葉に励まされたとTVのインタビューで語っていたので、気になっていたのです。スポーツ選手が本を読む理由は様々あるでしょうけれど、本やその中に書かれている言葉が、厳しい世界で生きる人々を支えるものであることに違いないでしょう。
最後に、ひとつだけご紹介。私の尊敬するサッカー選手の座右の銘は「チャンスは準備の出来た精神を好む」。現役時代はサポーターから「Mr.モンテディオ」と愛され、精神的支柱としてチームを支え、2006年に引退したモンテディオ山形の高橋健二選手。今は、私を支える言葉の一つです。
(外山 香織)

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