“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016”が7月16日(土)より9日間、開催!

長編部門では過去最多88の国・地域からエントリー、 厳選したノミネート12作品を上映など、今年も盛りだくさん!

次代を担う若手映像クリエイターの登竜門として2004年にスタートした「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が7月16日(土)~24日(日)の9日間、開催される。開催に先がけ、6月2日(木)都道府県会館(東京・永田町)にて記者発表が行われ、オープニング作品、特別招待作品、コンペティション部門ノミネート作品をはじめとする全上映ラインナップが紹介された。

オープニング作品は、若手監督を抜擢して映画祭が製作! 熊谷まどか監督初長編作
『話す犬を、放す』がワールド・プレミア上映!

話す犬を、放す

『話す犬を、放す』
(C)2016埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

今年13回目となる映画祭のオープニングでは、熊谷まどか監督、つみき みほ、田島令子主演で描く人間賛歌『話す犬を、放す』がワールド・プレミア上映される。熊谷監督は2013年に『世の中はざらざらしている』が本映画祭の短編部門にノミネートされており、これが初の長編映画となる。本作は昨年の『鉄の子』に引き続き、映画祭実行委員会が主体となり、若手監督を抜擢し、オープニング作品として上映するプロジェクトの一環として製作されたものだ。記者会見で熊谷まどか監督 は、「この作品は“レビー小体型認知症”を扱っているが、自分ではクスッと笑えるコメディだと思っている。心を込めて作った作品で、今仕上げの最中だが、手応えを感じてるいのでぜひ期待して欲しい」と語り、どんな仕上がりになっているか、楽しみである。

本年の第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)受賞の『長江図』を含む 中国映画2作品が特別招待作品としてジャパン・プレミア上映!

長江図

『長江図』
(C)Ray International (Beijing) LTD.

さらに今年は新たな企画として「特別招待作品」の枠が設けられ、本年の第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)受賞の『長江図』を含む 中国映画2作品が特別ジャパン・プレミア上映される。『長江図』は悠久の長江を舞台に綴られる夢幻的なラブ・ストーリー。もう1本『I PHONE YOU』は、中国・ドイツ合作のラブ・コメディ。いずれも、本年の長編部門国際審査員も務め、インディペンデント映画のプロデューサーとして海外との合作にも注力しているワン・ユー氏が手がけた作品であり、7月21日(木)の『I PHONE YOU』上映後には、本作のタン・ダン監督、7月23日(土)の『長江図』上映後には、ワン氏によるQ&Aが開催される予定である。作品の背景だけでなく、沸騰する中国映画市場の動向についても伺える貴重な機会となることだろう。

LA映画祭受賞作品『アウト・オブ・マイ・ハンド』、ヴェネチア国際映画祭受賞作品『タンナ』のジャパン・プレミアをはじめ、国内外の注目作が上映!

 アウト・オブ・マイ・ハンドmain.jpg

『アウト・オブ・マイ・ハンド』
(C)TELEVISION

長編部門は、過去最多となる世界88の国と地域から、700本を超える力作がエントリー。厳正なる審査の結果、さまざまなジャンルの12作品が選出された。 LA映画祭で「USフィクション賞」を受賞し、日本人監督として初めてアメリカのインディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞にノミネートされた、福永壮志監督の『アウト・オブ・マイ・ハンド』や、南太平洋バヌアツで史上初めて全編にわたり撮影され、昨年のヴェネチア国際映画祭、批評家週間コンペティションで最優秀賞にあたる観客賞を受賞した悲劇のラブ・ストーリー『タンナ』(バヌアツ映画は本映画祭初エントリーおよびノミネート)、ほかにも13回目にして初ノミネート国となった、インドの『ニュー・クラスメイト』、キルギスの『アンダー・ヘヴン』など、海外では既に大きな話題を呼んでいる作品のジャパン・プレミア上映をはじめ充実のラインナップとなっている。

高杉真宙、高岡奏輔、津田寛治、志賀廣太郎、柳英里紗、金子さやか、青木珠菜…
多彩な出演者にも注目!若手監督たちがしのぎを削る短編部門は全12作品が上映!

想影

『想影』
(C)omokage

短編部門(国内コンペティション)では、注目の若手俳優、高杉真宙主演の恋愛ドラマ『想影』や、高岡奏輔主演で映画業界の闇を描く『FIVE PERCENT MAN』、TV「ワイドナショー」で女子高生コメンテーターとして話題を呼んだ青木珠菜主演の青春ドラマ『夕暮れの催眠教室』など、若手から実力派まで揃った出演陣も見どころの、若手監督たちの野心作がノミネートされた。短編ならではの個性溢れる作品を楽しみながら、新たな才能を発見するチャンスかも。

アニメーション部門は国内のアニメーション作家の力作12作品がノミネート!

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『東京コスモ』
(C)TOKYO COSMO

水江未来、小野ハナなど海外でも高く評価されるクリエイターの作品や、Youtubeで話題となったフルCGアニメ『東京コスモ』、マンガ家としても活躍するクリハラタカシの『Happy Bogeys Episode 11-13』など、ジャパニーズ・アニメーションの未来を担う作家たちの作品がコンペティション上映される。作品はバラエティに富んでいて、手書き、ストップ・モーション、CGとさまざまな技法による表現が堪能できそうだ。



そのほか、昨年の大ヒットアニメ2作品『バケモノの子』、『心が叫びたがってるんだ。』、や『海街diary』のバリアフリー上映など、イベントが盛りだくさん。今年もSKIPシティへGO!

*前売券販売期間:6月3日(金)~7月15日(金)まで、セブンチケット、チケットぴあほかにて販売いたします。
*上映作品の詳細や、スケジュールなどは公式サイトでご確認ください。

<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 開催概要>

■会期: 2016年7月16日(土)~7月24日(日)B3poster_0519_OL
■会場: SKIPシティ 映像ホール、多目的ホールほか(川口市上青木3-12-63)
彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市上峰3-15-1)
[7/17、7/18のみ]
こうのすシネマ(鴻巣市本町1-2-1エルミこうのすアネックス3F)[7/17、7/18のみ]
■主催: 埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
■公式サイト:www.skipcity-dcf.jp

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