アメリカン・ハッスル
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベイル ブラッドリー・クーパー ジェレミー・レナー エイミー・アダムス ジェニファー・ローレンス ロバート・デ・ニーロ
作品解説(公式サイトより)
奴らは生き抜くために、ウソをつく―ラスト一秒まで騙しあう 最後に笑うのは誰だ!!
『ザ・ファイター』でアカデミー賞®6部門、『世界にひとつのプレイブック』ではアカデミー賞®8部門と、2作連続で作品賞・監督賞にノミネートされたデヴィッド・O・ラッセル監督の最新作。1970年代後半に実際に起った汚職スキャンダル「アブスキャム事件」を基に、FBI捜査官に捜査協力を依頼された天才詐欺師がオトリ捜査で政治家たちに仕掛け、騙し騙される駆け引きを痛快かつユーモアたっぷりに描いたエンタテインメント。オスカー常連の豪華キャストが集結。70年代のクラッシックでグラマラスなファッションを着こなし、アッと驚く変貌っぷりを披露している。さらに音楽もヒット曲を多用し、当時の雰囲気を盛り上げる。あの手この手で仕掛ける巧妙なハッスル(=詐欺)に最後まで目が離せない!
クロスレビュー
詐欺師の愛人役エイミー・アダムスと妻役ジェニファー・ローレンスの“谷間”合戦は、女のプライドを賭けた戦いでもある。それはベイル、クーパー、レナー等芸達者な男優陣も飲み込むパワーで、同性からすれば喝采したくなるほど。さらにジェニファーのマシンガントークとむっちりボディから発せられる存在感が凄まじい。彼女の役はもっと年上の女優が演じても年齢的には問題ないはずだが、果たして彼女よりも上手い30代女優がいるだろうか?この分では、ハリウッドでの20~30代の役柄はすべてジェニファーに持っていかれそうな勢いで、失業する女優が出るのではないかと心配になるくらい、彼女の才能を見せつけられた思いだ。
(富田優子/★★★☆☆)
冒頭、クリスチャン・ベイル扮する詐欺師が薄毛をフェイクでごまかす場面が本作を象徴している。詐欺、罠、嘘、贋作。それでも「人は信じたいものを信じる」。何が本当、ホンモノかなんてことは実は重要じゃないのかも。汚職政治家を追いつめる(これこそ嘘みたいな)FBIのオトリ捜査のため、詐欺師、その妻と愛人、FBI捜査官という強烈キャラたちがそれぞれの思惑と欲望のために突き進むけど、結局詐欺師が一番堅実路線なのが笑える。
(外山香織/★★★★☆)
いま旬の若手実力派俳優らが70年代のファッションに身を包み、華やかに競演。女性陣は胸元に、男性陣はヘアスタイルに強烈な個性と生きざまが表れていて面白い。当時の音楽や雰囲気の再現も含めて、見どころの多い、味わい深い映画だ。詐欺師、FBI、政治家、マフィアによる生き残りゲームは、愛の駆け引きも作用して、複雑で、痛快な展開をみせる。詐欺師の主人公は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の登場人物らと違って、肝心なところがブレてなくて好感。
(鈴木こより/★★★★★)
1月31日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開
(C)2013CTMG
http://american-hustle.jp/
配給:ファントム・フィルム
原題: AMERICAN HUSTLE
138分/2013年/アメリカ
★公開初日1/31(金)は、『アメリカン・ハッスル』全館1000円★
2014年6月13日
アメリカン・ハッスル/愛と欲望、そしてヅラ。
アメリカン・ハッスルAmerican Hustle/監督:デヴィッド・O・ラッセル/2013年/アメリカ ややこしい愛、偽りの友情、隠せぬ欲望、そしてヅラ。 TOHOシネマズみゆき座E-7で鑑賞。まったくノーマークで、スルーリストに入れていましたが、アカデミー賞ノミニーということで見に行きました。流されやすさよ。あらすじも知らず予告も見ぬまま行きました。これはいつもどおり。 あらすじ:詐欺師がFBIと手を組みます。 詐欺師不倫カップル・アーヴィング(クリスチャン・ベール)(ハゲ)&シドニー(エイミー…