ブリリア ショートショート シアター10月のプログラムご案内(2)
タイムスリップできるとしたら過去に戻る?それとも未来?
タイムスリップショートフィルムプログラム 全5作品
上映期間: 10月16日(金)~11月15日(日)
10月16日(金)~11月15日(日)の期間は、タイムスリップショートフィルムプログラムを上映いたします。もしタイムスリップできるとしたら、過去に戻りたい人、未来に行ってみたいという人の2種類に別れるはずですが、今回上映する作品を観てみると “いま”をどう生きるかが大切ということがみえてくるラインナップです。
プログラム公式サイト
(以上ニュースリリースより)
過去に戻りたい方へのオススメ作品
『タイムトラベル』(Time)
[監督:Liam Connor / 7:04/ オーストラリア / ドラマ / 2012 ]
タイムトラベルによって、未来の人から贈り物が届けられた。友達から除け者にされている少年が彼らに語ったことは、真実か、それとも注目を引くための虚言か。もしあの時、こうだったら…。世の中には、偶然の出来事に満ち溢れている。その偶然は何から生まれるのか。神様からもたらされるものなのか。時間を遡ることで、それが何か見えてくることがある。我々は、もしかしたら生かされているだけなのかもしれない。そんな思いがする作品だ。
『子守唄』(Bona Nox)
[監督:Jean-Frederic Eerdekens / 14:00 / ドラマ / ベルギー / 2012]
あの時に戻ってやり直すことができたなら。そんな思いを抱く人は多いだろう。そんな人間の想像力が、タイムマシンという発想を生んだのかもしれない。自動車事故で、自身が車椅子生活となるのと同時に、母親を失ってしまった少年。彼が見た夢は、未来にタイムマシンが発明されたら、その時に戻り母親を救うことだった。傷ついた少年の心、それをなんとかしようと努力する父。これは、悲しいそんな親子の物語。
『二人の時間旅行』(Fragments of a Standstill Trip)
[監督:Lionel Mougin / 12:30 / ドラマ / フランス / 2012]
車の中で愛し合うカップル。男は、トランクに乗せてあるレコードをかけに車を降りる。やがて音楽が流れ始めると、男は消えてしまった。時間の歪みに取りこまれた男女の、サスペンスフルで、夢を見ているかのような時間の流れ。不思議な感覚をもった作品。冒頭に引用される詩「人生とは行動そのもの 旅は旅人自身であり 見ている景色は自分自身だ」は、ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアによるもの。これは、この詩についてのひとつの解釈とも言える。
未来に行ってみたい方へのオススメ作品
『未来の自分』(Future Self)
[監督:Ezra Godden /17:09 / アメリカ ・ コメディ / 2013 ]
チャールズはタイムトラベルを信じる少年、いつか未来の自分と話すことを夢見ている。しかしそれが本当のことになったら…。今の自分が未来を作る。しかし、夢は必ずしも現実にはならない。この作品の視点は未来の自分か、それとも今の自分か。それが混沌としているのは、自分という人間は、過去も未来も今も、一人だからである。どちらの視点に立っても満たされない思いがするのは、所詮人間にとっては、今しかないから。コメディとはいえ、Time、時間をテーマにすると、どこか哲学的になってくるのが面白い。
『時空を超える男』(Interview With a Time Traveler)
[監督:James Cooper / 10:01 / ドラマ / カナダ / 2014]
未来からやって来たという男にインタビューするジャーナリスト。その男の真の目的とは。その衝撃の結末…。5作品の中で、最もSFの匂いが強い作品。そもそもタイムトラベルには、色々なルールがあり、それを破ることはできないことになっている。例えば、決して歴史を変えられない、自分に会ってはいけないなど。ただ、物語を破綻させずにそれをいかにして破るかが、今のタイムトラベルものの主流になっているようだ。本作はタイムトラベルが孕む矛盾についてのひとつの解釈であり、そういう意味では、古典的な発想を大事にした作品とも言えるだろう。
※詳細はこちらの公式サイトでご覧下さい。
■場所:ブリリア ショートショート シアター http://www.brillia-sst.jp/
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目3番1 Filmee 2F (TEL:045-633-2151) 休館日火曜日
イベント実施により、上映時間が変更になる場合が御座いますので事前にHPでご確認頂くか、シアターへお問合せください
■チケット 大人・学生¥1000/小人(3歳〜中学生) ¥800 シニア(60歳以上) ¥800
ハンディキャップ(付き添いの方1名まで同額)¥800
■購入方法 シアター窓口