【フランス映画祭】フランス映画祭2014開幕!
「フランス映画を観ながら大きな旅をしてほしい」
2014年06月28日(土)
2014年6月27日、有楽町朝日ホールにてフランス映画祭2014オープニングセレモニーが行われ、4日間にわたる映画祭が始まった。今年の映画祭団長は、『ガッジョ・ディーロ』のトニー・ガトリフ監督。他にフレッド・カヴァイエ(『この愛のために撃て』)、ジュリー・ベルトゥチェリ(『やさしい嘘』『パパの木』)、ニルス・タヴェルニなど実力派の監督たち、『フィニッシャーズ(仮)』(邦題「グレート デイズ!–夢に挑んだ父と子–」)に主演したファビアン・エローなど総勢12名のゲストが登壇した。
また、イザベル・ジョルダーノ代表は、オープニングセレモニー前に行われた記者会見でのトニー・ガトリフ監督の言葉を「映画は人を大きくしてくれる。人間性を大きくしてくれるものだと。それによって私たちは色々な困難や紛争を乗り越えて、人を受け容れる寛容な心を持つようになる」と披露。失業や移民問題に揺れる今のヨーロッパ、だからこそ映画の力を信じたい、映画を通じて平和に貢献したいという、フランス映画人の気概を示した。
つづいて今回団長を務めるそのトニー・ガトリフ監督が「こんばんは。団長としてここに来ることができて、とても名誉に思っております。フランス映画というのは、大きなファミリーでありまして、監督同士も一体感をも持っております。闘争心を出して競争したりしないのですね。私もフランス映画の一員として存在していることをとても誇りに思っております。また色々な監督とこうして今回映画祭に来ることができて幸せです」と挨拶し、監督には来月26日から『2つ目の窓』が公開となる川瀨直美監督から花束が贈呈された。
「私は、フランス人の方たちに育ててもらったのではないかというくらいにお世話になっております。先ごろ開催されたカンヌ国際映画祭でも毎年多くの作品をあのように上映されながら世界に映画を通して生きていくことの喜びみたいなものをいつも発信されているそんなフランスの映画人たちにいつも敬意をもって接しています。今日は日本にこうしてたくさんの映画人たちが来られて皆さんとの交流を始められるとのことで、とても嬉しいことだなと思っております」と、川瀨直美監督はフランス映画界と本映画祭にエールを贈り、トニー・ガトリフ監督と抱擁し挨拶を交わした。
今年は、日仏文化協力90周年、そしてユニフランス・フィルムズ設立65周年にあたる記念の年。カンヌ国際映画祭 特別招待作品『ジェロニモ -愛と灼熱のリズム』をはじめ、『イヴ・サンローラン』(ジャリル・レスペール監督)、『フィニッシャーズ(仮)邦題「グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』『友よ、さらばと言おう』『バベルの学校』などなど、多様な作品がラインナップされている。フランス映画祭2014は、2014年6月27日~6月30日、有楽町朝日ホール(メイン会場)、TOHO シネマズ 日劇(レイトショーのみ)にて開催。当日券の用意もあるとのことなので、公式サイトをぜひチェックしてみて下さい。
【フランス映画祭2014】
日程:6月27日(金)〜 30日(月)
場所:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)
団長:トニー・ガトリフ監督
*フランス映画祭2014は、プログラムの一部が、福岡、京都、大阪で6月27日(金)から7月11日(金)まで、巡回上映します。
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2014/
Twitter:@UnifranceTokyo
Facebook::http://www.facebook.com/unifrance.tokyo/
主催:ユニフランスフィルムズ
共催:朝日新聞社
後援:フランス文化・コミュニケーション省-CNC/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:ラコステ/バリラックス/ルノー/ELLE JAPON/LVT
運営:ユニフランス・フィルムズ/東京フィルメックス