ウルフ・オブ・ウォールストリート

映画と。ライターによるクロスレビューです。

pm_wolf_main監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー、ジョン・ファヴロー、カイル・チャンドラー

作品解説(公式サイトより)
実在するウォール街の株式ブローカー、そのダイナミックな成功とセンセーショナルな破滅を映画化!

豪快なまでに常軌を逸したエピソードの宝庫であるジョーダン・ベルフォートの半生を映画化したのは、『ディパーテッド』でアカデミー賞を受賞した、マーティン・スコセッシ監督。彼がこの過激なキャラクターに指名したのは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』から始まった最強タッグが、これで5度目となるレオナルド・ディカプリオ。金持ちをダマす弾丸トークを炸裂させ、部下をやる気にさせるカリスマスピーチをキメ、不道徳きわまりない遊びにハジケる、誰も見たことのないディカプリオに、辛口の全米批評家たちが「映画史上最高の演技!」と唸った。本作ではスコセッシ監督と共に製作も手掛け、観る者の生き方にまで絶大な影響を与えるテーマに挑み続けた2人が、厚い信頼の集大成として、痛快な問題作を生み出した。


クロスレビュー

カネ・ドラッグ・セックス・・・と2時間59分、むき出しの欲望が炸裂し、ジェットコースターに乗っているかのような疾走感に圧倒される。ディカプリオは血管ぶちきれんばかりの全力感で終始映画を引っ張るが、ここ最近の彼は“頑張りすぎる”傾向があるので、個人的にはもう少し力を抜いても良かったのではないかと思う。男社会を描いた映画で、いい男♪と思えるキャラが皆無なのは珍しく、とりわけ放尿、金魚の踊り食い、美女を見ただけで・・・のジョナ・ヒルの気色悪さは強烈だ。それにしても御年71のスコセッシが乱痴気パーティーを喜々として演出していた姿を想像すると、「元気だなぁ」と妙に笑いがこみ上げてくる。
(富田優子/★★★★★)

ディカプリオは水を得た魚のごとく楽しんで演じてるように見えるし、実在する人物の破天荒な半生を描いた物語として、驚きや興味を抱かせる作品ではある。マシュー・マコノヒーやジャン・デュジャルダンなどの個性派俳優がインパクト大のキャラクターをノリノリで演じているのも嬉しい。ただ内容のほとんどは、常軌を逸した酒池肉林の“から騒ぎ”を面白がって描いているだけのようにも思えて、最後は物足りなさを感じてしまった。長尺だっただけに残念。
(鈴木こより/★★★☆☆)


pm_wolf_sub1月31日(金)より全国ロードショー
© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
http://www.wolfofwallstreet.jp/
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
原題: THE WOLF OF WALL STREET
179分 | 2013年 アメリカ |

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  1. 映画感想 * FRAGILE

    ウルフ・オブ・ウォールストリート/魂だって売ってやる

    ウルフ・オブ・ウォールストリートThe Wolf of Wall Street/監督:マーティン・スコセッシ/2013年/アメリカ ンーンー ンンン ンンン ンーンー ンンンンー(どんどん!) 丸の内ピカデリー2、2階U-18で鑑賞。丸の内ピカデリーは2階席がおすすめです。 マーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオのコンビなら間違いはないだろうと思って見に行きました。これは最高ですね! 素晴らしいです。 あらすじ:株を売って大儲け。 株式ブローカーのジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディ…

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