【フランス映画祭2013】フランス映画祭開幕

ナタリー・バイを団長に華やかなゲストが登壇!

fff2013 2013年6月21日、有楽町朝日ホールにてフランス映画祭2013が開幕。オープニングセレモニーには映画祭団長であるナタリー・バイらを初め18人の豪華ゲストが登壇、4日間にわたる映画祭が始まった。

ジャン=ポール・サロメ氏

ジャン=ポール・サロメ氏

 今年からユニフランス・フィルムズの会長は、ジャン=ポール・サロメ氏(『ルパン』『ルーヴルの怪人』映画監督)。「この4日間で、バラエテイ豊かなフランス映画を発見して下さることを嬉しく思います」と挨拶すると同時に、その豊かさが文化的例外とそれを支援する監督やプロデューサーたち、例えばコスタ・ガブラス、ダルデンヌ兄弟、ナンニ・モレッティ、スピルバーグ監督などに支えられていると語った。文化的例外とは、ユネスコにおける文化多様性条約「経済的グローバリゼーションの中にあっても文化は単なる商品ではなく例外扱いすべき」というもの。日本では、こうした議論がまったくされないままTPP参加表明がされているところであり、奇しくも今年の映画祭は、それを警鐘するかのようなオープニングとなった。

ナタリー・バイ

ナタリー・バイ

 次々と紹介されるゲストたち。その中で、悪天候のため飛行機が遅れ、開場ギリギリに到着したと伝えられた『母の身終い』のステファーヌ・ブリゼ監督に、ひときわ大きな拍手が起きる一幕も。「ルー・ドワイヨンはモデルさんだからやっぱりカメラ慣れしているわね」「ジャック・ドワイヨンは歳とっちゃったわね」「あらー、ラファエル・ペルソナ、いい男じゃないの」会場からは、そんな様々な声や拍手と歓声が飛び交い、熱気で満たされ、リュディヴィーヌ・サニエ、フランソワ・オゾン監督…そして団長のナタリー・バイで頂点に達する。

つづいて舞台中央で花束を受け取ったナタリー・バイ団長から「東京に来られたことに感動しています。もう10年くらいみなさんの国に来ていなかったです。ここでは、みなさんがフランス映画を本当に暖かく迎えて下さることを知っています。私は今日からの映画祭で、色々な映画が紹介され、みなさんがそれに感動し、気にいってくださることを、切に願っています」と挨拶があり、映画祭の幕が華やかに開いた。

なお、フランス映画祭2013は 2013年6月21日~6月24日、有楽町朝日ホール(メイン会場)、TOHO シネマズ 日劇(レイトショーのみ)にて開催。全作品当日券の用意もあるとのこと。ぜひ足を運んでみてください。

サニエ&デボラ

サニエ&デポラ・フランソワ

ラファエル

ラファエル・ペルソナ




















【フランス映画祭2013】
日程:6月21日(金)〜 24日(月)
場所:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)
団長:ナタリー・バイ
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/ 
Twitter:@UnifranceTokyo 
Facebook::http://www.facebook.com/unifrance.tokyo/
*フランス映画祭2013は、アンスティチュ・フランセ日本の協力のもと、東京だけではなく京都、大阪、福岡と地方でもフランス映画の上映が決まっている。